カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

韓国と漢字

http://blog.livedoor.jp/keumaya-china/archives/51469949.htmlを読んでの連想。
私の情報は雑多なアレなので学問的間違いが多いと思うけど、一応書いておく。

1

韓国では日本統治時代への反発から、戦後、ハングルのみで表記するようになった。
日本語には母音が5つしかないが、朝鮮語には7つある。http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/bibimbab/siru/siru02.html 朝鮮語のほうが日本語より音韻数が多い。音韻数が多いので、朝鮮語には同音異義語がわりと少ない。
日本語の場合、音韻数が少ないため、同音異義語がやたらと多い。かなだけで表記したら同音異義語だらけで意味が通じなくなる、少なくとも文章の効率が劇的に悪化する。日本語はかなだけで表記するのに馴染まない。
朝鮮語同音異義語がわりと少ないため、ハングルだけで書いてみたらちゃんと意味が通じる。それで、戦後、ハングルのみの表記となった。

2

朝鮮民族は、日本の飛鳥時代くらいまでは「漢字ではない、朝鮮言葉」の名前を使っていた。
その後、朝鮮民族は漢字による中国風な名前を名乗るようになった。そのあたりは日本も同じ。日本の古代天皇・古代大王なんかも飛鳥時代くらいまで「イワレヒコ」とか「オホヒコ」といった大和言葉の名前を使っていた。
朝鮮半島では漢字を廃止してハングルで表記するようになったが、名前は漢字を前提しているので、自分の名前の漢字がよくわからない、という事態が発生するようになった。

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