カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

バーベキューの金網と鉄板の洗い方

前回の http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20130918/1379509947 は丸っきり反応がないだろうと予測して書いたものだったので、25もブックマークを頂き、なんちゅうか、ああ、俺、生きているんだな、とか思ったり。ここでの仕事は退屈すぎて、この世に俺がいるのかどうか判らなくなったり。
バーベキューで使用した金網と鉄板の洗い方について今回は記してみる。これは苦労している人が一定数いるだろうと思う。私もずいぶん苦労した。とくに金網の洗い方のほう。嫁は作業の退屈さに音を上げた。苦労している何人かの役に立てば幸い。
まず、金網や鉄板を洗う際、少なくとも一辺が収まるシンクがほしい。一般家庭にはそんなものはないだろうから駐車場とかで洗うことになるのかなあ。
洗剤は、重曹と粉石鹸を1:1で混ぜ、それに加水してペースト状にしたものを用意する。これが一番落ちる。粉石鹸の代わりに洗濯用合成粉洗剤を使うと食器に適さない匂いが残り、体にも悪いと思うので、粉石鹸を用いてほしい。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20110209/1297259905 粉石鹸と洗濯用合成粉洗剤の違いは一応、小学校5年生の時家庭科で学習していると思う。

そよ風 2.16kg

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重曹だけでもいけるんではないかと実験したら、油が黒く固まってダメだった。粉石鹸だけ使用した場合の実験はしていない。
以下、まずより苦労する金網の方から述べる。

1 金網の洗い方

金網を洗うための道具は、1;大きめの亀の子だわし 2;ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシはホームセンターの工具コーナーで販売している。ブラシ部分が長く、力の入れやすいものが望ましい。

(STRAIGHT/ストレート) ワイヤーブラシ ステンレス J型 36-864

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↑これよりもっと使い勝手のいいのがあるけど、商品検索だとこの程度しか出てこなかった。
使用後の金網に、まず、ざっと水をかける。金網にへばりついている肉などをふやかすのが目的なので、軽く全面濡らせばそれでいい。
次いで、水けを含ませたタワシに、重曹と粉石鹸のペーストを塗り込み、それで金網を洗う。洗い方は 1;まず四辺をタワシでこする 2;次いで、金網全面をタワシでこする
この作業は、金網全体の油を取ることが最大の目的であり、次いで、金網に付着している焦げた肉などをさらにふやかせることを目的とする。
さて、焦げ付きこびりついた肉などは、ワイヤーブラシでこすり落とす。私は金網を立ててごしごし擦るのが、焦げ付きがなくなったかどうか確認しやすいのでそうしているが、まあ、適当に。
ワイヤーブラシで一通り擦ったら、再び水をかけ。汚れを落とす。
まだ汚れが残っていたら、再びタワシでこすり、ワイヤーブラシでこする。
焦げ付きがなくなったら、四辺を重点的にタワシで洗い、水ですすぎ、乾かす。
以上が最も効率的である。
なお、金網を洗う際、軍手をして手を保護しておくほうが望ましい。重曹と粉石鹸のペーストはけっこう手をゴリゴリと荒れさせるので、軍手をしておくとある程度は保護になる。また、使用後の金網は油でギットギトになっているから、軍手をして洗う方が手に油が残らなくて楽である。あと、劣化した金網は思わぬ部分が飛び出して危険だったりすることもあるので、その保護として。
ところで、金網の洗い方に苦労していた頃、ネット検索して洗い方を探していたら、「焦げ付きを焼き切れ」というアドバイスがあった。これは試したこともあるが、あまり妥当ではない。
なぜなら、金網は火を通すほど酸化し劣化するから、焼くほど金網は消耗し錆びる。焦げ付きを取るのに成功しても錆びて使えなくなる。
業務用の網は何かコーティングしてあったり素材が錆びないものだったりするのかもしれないけど、少なくともホームセンターで購入できるBBQ用の金網は、複数回使用すると錆びる。
なので、小さめのサイズの安い網を購入しておいて、上記のように洗ってだいたい5回から10回くらいはどうにか持つだろうけど、そのあたりで錆が浮き出すから、そうしたら新しいものへ買い換えるのが利口である。
だからホームセンターでたまに売っているドラム缶のように大きいバーベキューグリルとそのための巨大な網は、たいして長持ちしないから購入しない方がいいと思う。

2 鉄板の洗い方

鉄板は網よりだいぶ長持ちする。洗う作業もずっと楽だ。
鉄板を洗うための道具は、 1;大きめの亀の子だわし 2;工具の、金属のヘラ(スクレーバー)。鉄板焼きやお好み焼きに使うヘラでも可。 3;金タワシ

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洗剤はやはり重曹と粉石鹸のペーストを用いる。
手順は、
もしまだ熱かったら、熱いうちに水をかけておけば、焦げや油が浮いて、後の作業がだいぶ楽になる。
充分冷めたら、まずスクレーバーで表面の食べ残しをそぎ落とす。
次いで、重曹と粉石鹸のペーストを含ませたタワシでこする。この作業で食べ残しや焦げ目が浮く。
焦げ目があったら、スクレーバーでこする。
その後、重曹と粉石鹸のペーストを含ませた金タワシでこする。
水で流す。
焦げ目が残っていたら、タワシでこすり直し、スクレーバーでこすり直し、金タワシでこすり直す。
そして水で流す。
表面が終わったら裏面の四辺を、ざっとこのように行なう。裏面の場合、炭火を浴びた部分は下手に洗うと却って錆びるから触らない方がいい。油が接した部分だけ洗うのが妥当である。
重曹は鉄板に付着させたままだと鉄板を錆びさせるので、よく漱ぐことは重要である。
また、鉄板表面が少し錆びてしまった場合、少し油を乗せ、軽く火にかけて油を伸ばせば、ある程度錆が消えることがある。
以上、読者諸姉諸兄にとって、人生で一度くらい役に立てば幸い。

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