カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

男の結婚可能性とかについて

何かそれっぽい話題がはてブに上っていたので、独身時代には書けなかったことを以下ざっと書く。
1;男が結婚しないのは、たいがい、自分の経済力に自信がないからだ。そして経済力に自信のある男は年々減っている。
2;逆に言うと、女性の年金積み立てを払ってやれる程度の収入のある男は、「自分はモテない」という自意識を捨てるのが男女ともに幸福だ。俺は今の仕事に戻る前は払ってやれなかった。今は払える。だから結婚できた。
3;「自分は女性からモテない」という自意識は、主観的にはどうであれ、社会的には勝手な思い込みだ。「いつか自分を好いてくれる美少女が空から降ってくる」幻想と、男女交際・結婚を区別していない、そういう思い込みだ。そういう幻想に浸りたいという感情は共感するものだし俺もずっと持っていたから、捨てろとは言わないが。だが結婚できるできないとは別物の幻想だ。
4;田舎の観光業同業者に40歳を超えたオタク独身男がいて、彼は家業の収入から見ると、結婚できる経済力はある。性格は良い奴だが外見はオタクオタクしている。だから一般的に言って「モテる」タイプではないが、経済力的に彼本人が結婚する気になれば、彼と結婚したい女性は、経済状況が刻々悪化している以上、当然いる。彼の場合、「どうせなら結婚相手は20歳代前半、できれは10歳代じゃないと」、という幻想を捨てていないから結婚しないのであって、そんな幻想を捨てれば相手はなんぼでもいる。で、たしかに田舎で現時点ですぐに彼の相手を見つくろうのは無理だが、1〜2年かけて彼の相手を募集すれば必ずいる。彼の場合、結婚相手の選択肢を「30歳以上」に変えればすぐ結婚できる。
5;女性だって自分の結婚相手に幻想をずっと抱えているものだ。だが普通は女性は男より早く幻想は幻想、現実は現実、という区分を受け入れる。ちょっと前まで「賞味期限」という言葉があって、今は妊娠可能性とか卵子の老齢化とかそういう言葉概念に変ったが、幻想は幻想としてそろそろ棚上げしないとならない、という内的圧力を女性の方が早く持つ。男はその辺、女性よりずっと長く幻想に浸りたがる。
6;ところで自分の経済力に自信がなかった場合、相手と結婚して年収が合算600万前後になれば、生活はそんなに悪くない。あとは相手とその辺のことを互いに受け入れられるかどうかとか(合算600万に届かなくても相互に納得するかどうかとか)、相手も収入を得ているのなら家事分担のうち6割くらいまで男の側が引き受ける覚悟と能力があるかどうかとか、そういうことだと思われ。ちなみにウチは自営業で嫁と俺と労働内容がほとんど変わらないので、家事は料理以外はできるだけ俺が分担してますよ。
7;なんでこんなことわざわざ書いているかと言うと、大学時代のサークルのみんなの憧れだった気立てのいい美人後輩が、しっかりした職業につきながら、どうも誰とも付き合わないまま40歳代後半を迎えてどうやら彼女は生涯独身のコースに入ってしまったようで、それってなんちゅうかもったいないと思うのですよ。あの子は気立てがいいから誰かが引き取ってあげるべきだったと思うのですよ。君たちの周りにも、今は疎遠になっているかもしれないけど、そういう女性がいると思うのですよ。ちょっと思い出して、再会した時には交際可能性を検討して、その瞬間だけ「俺はいい加減な男だ」と自己暗示をかけて試しに一緒にお茶飲んでだべる程度のデートに誘ってみるのがいいと思うのですよ。誘ってOKもらえたらラッキーじゃないですか。20歳代の時みたいにガード固くないですよ。久しぶりに色々話してみるのは、交際可能性どうこう抜きに楽しい体験になると思いますよ。女性が男に声をかけるのを男が待つよりは、やはり男が女性に声をかけてあげる方がスムースだと思うのですよ。
関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20130313/1363179126

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