カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「アンチジェンフリ厨」八木秀次

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050417/1113759755の続き。

「バカのネタ本はどこだ?」

http://d.hatena.ne.jp/amegriff/20050418
■ 最低 08:03
〔略〕自民党のuraを見に行ったら本当に男女の性差って書いてやんの馬鹿かこいつら。
http://www.jimin.jp/jimin/daily/05_04/05/170405d.shtml 〔略〕
■ 文句言ってきた 08:24
http://www.amegriff.com/img/050418/jimin1.jpg 〔略〕
■ ネタ本 10:56
上みたいなキチガイじみた勉強会をやるのにやっぱりネタ本みたいな物はあると思うんだが、一体どこのどなた様がそんな馬鹿な事を言い出してるんだろう?
■ メモ 12:14
高崎経済大学助教授 八木秀次 〔略〕
上のバカどものネタ元らしい

八木秀次って誰だ?

八木秀次への評価として、以下の文を見つけた。(情緒的であまりいい文だとは思わないけど…でもまあ、「アンチジェンフリ厨」のイカレ文読むと、冷静に平静に文書くのが面倒くさくなるだろうな)

http://www.jimin.jp/jimin/daily/05_04/05/170405d.shtml
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/1106kousin/3-14-2.htm
4、子どもの権利条約ジェンダーフリーへのバッシングを繰り返す人物
  八木〔秀次〕氏は、子どもの権利条約への批判・攻撃を繰り返している人物です(八木著『論戦布告』、月刊『発言者』誌上など)。八木氏は、子どもを個人として尊重することは、日本人が帰属している共同体やそれを生み出した歴史や伝統、そこに存在する慣習や道徳と対立することになり、共同体、歴史や伝統、日本の慣習や道徳を破壊することになる、としています。このように八木氏は、子どもの権利条約を「国柄」を崩壊させる条約であるかのように攻撃しています。しかし同条約には、この条約を批准した国に対し、「自国の文化や伝統を破壊すべき」と求めるような条項などないのです。また、八木氏は、〈子どもの権利尊重や自主性の尊重は、子どもの我がまま勝手な要求をそのまま受け入れて、教育の世界を「学級崩壊」や「学校崩壊」などの無規範状態に変容させてしまう〉と攻撃しています。しかし、教育の世界において、子どもの権利や自主性の尊重と、教師の子どもへの応答や働きかけを両立させようと努力しているのが、現代の流れなのです。八木氏は、〈教育や躾には強制力が伴い、子どもを型にあてはめることが本質〉と考え、〈子どもの権利尊重は、子どもに型をはめる強制力を大人から奪うものである〉と強調していますが、こうした考え方こそ、子どもの権利条約時代に逆行する典型的なものだといえるのです。
  八木氏が攻撃している対象は、「憲法教育基本法子どもの権利条約」にとどまりません。同氏は、とくにジェンダーフリーフェミニズムに対して、「狂気の思想」「妖怪」「現代の悪魔の思想」という悪罵の言葉を選んで攻撃しています(共著『新・国民の油断』PHP研究所、及び千葉展正著『男と女の戦争=反フェミニズム入門』への八木氏の推薦文など)。しかし、現代の男女平等思想は、果たして「悪魔の思想」なのでしょうか?こうした攻撃をすればするほど、「つくる会」の八木会長がいかに時代錯誤の考えの持ち主であるのかが証明されていくだけだと思います。

八木秀次」評

はてな」のリンクで、以下の記述も見つけた。

http://d.hatena.ne.jp/world3/20050417/p2
■ [時事]トンデモ女性天皇排斥論
八木秀次という人がいる。有名な「八木アンテナ」の発明者と同姓同名だが、関係ないようだ。自称「保守」の論客で、「新しい歴史教科書をつくる会」の第3代会長に就任した人だ。
最近この人は「男性の性染色体はxy、女性の染色体はxxで、天皇家には神武天皇以来のy染色体が継承されているのだから、天皇は男系男子でなければならない」という趣旨のことをあちこちで主張しており、本まで書いている。言論の自由は万人に等しく保障されているので、八木氏が何を主張しようともそれ自体は構わないのだが、問題はどうやら本気で信じている人が少なくないらしいということだ。そういう人は以下を読んで目を覚ましてほしい。

著者が唱えているのは、歴史観ではない。単なるデマゴーグにしか過ぎない。実証も踏まえておらず、ただ思い込みのオンパレード。性染色体の男はxy、女はxxで、神武天皇以来、yの染色体が男子につながっている、だから天皇は男系男子であるべきだとと、あちこちで書いているが、それなら百二五代も経った現在、ほとんど皆、男は神武天皇の染色体を受け継いでいるといえるから、誰が天皇になってもおかしくない。とんだお笑い話なのだが、彼の主張をまっとうに受け取る人もいることから見ると、笑い事ではすまされない。いやはや、世も末じゃなあ。
Amazon.co.jp: 本: 「女性天皇容認論」を排す―論集・現代日本についての省察

あの八木の「Y染色体が保持できるから男系が良い」という論理は理系の俺としては鼻で笑ってやりたい。お前染色体が何本あるかわかっていってんのか、と。23組46本ですよ?46本。男XY女XXという性染色体なんてのはそのうちの1組に過ぎない。もちろん発生過程で重要な役割を果たしているのは当然だがそれは「男」を作るために重要な働きがほとんどであって、「皇室の男」の「皇室の」の部分を担っているのは残り22本が主に決まってるだろう。
残りの22組の間で起こっている相互変異を考えれば残りをどう濃く残すか、ということの方が大事。だから皇族間の結婚は現代でもある程度の根拠を持つ。
八木もどこでききかじってきたか知らんがY染色体の役割はいまだ不明な部分が多い。しかしそれはもっと発生学的な根本(ヒトは魚にはなりえない、とか)にかかわる話であって、皇族云々の話にもってくるのはていのいい詭弁に過ぎない。
2ch: 六月二十六日『朝まで生テレビ〜皇室問題〜』