カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「ニート」と呼ばれる完全失業者

http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20050417#p3から飛びました。

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E1313323945/index.html
日経:「ニートが生まれるのは、むしろ経済的に苦しい家庭」(東京大学玄田有史助教授)
〔略〕玄田助教授によればこういうことらしい:
1. 2002年の調査によれば「無業者」は全国で213万2千人。フリーター人口の209万人にほぼ匹敵する。バブル崩壊後の「失われた十年」で80万人以上増えた。
2. 無業者の中身が問題。「求職型」(就職希望を表明死活求職活動を行っている人)は128万5千人。「非求職型」(就職希望を表明しながら求職活動を行っていない人)は42万6千人。「非希望型」(そもそも就職希望すら表明していない人)は42万1千人。
3. ニートとは、これら非求職型及び非希望型のことを指すが、合計で84万7千人。
4. ニートと学歴とは強い関係があることもわかった。ニートの圧倒的多数は、高等教育を受けていない。
5. また今回わかったことだが、ニートをめぐる厳しい経済状況。従来、ニートとは裕福な親が子供を甘やかした結果、子供が就業に対して無気力になったのだろうとの批判があったが、実態は大きく異なる。ニートが生まれるのは、経済的に余裕のある家庭よりも、むしろ経済的に苦しい家庭であるという傾向が強まりつつある。(数字を列挙されているが省略。内閣府のホームページででも見てください)

ニート」と呼称されるのは、貧困な家庭の失業者である。