「新聞を読まなくなった日本人」/普通の知能と感性があったら新聞を読まないわなあ
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「新聞を読まなくなった日本人」http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3957.html
その「はてなブックマーク」http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3957.html
「痛いニュース(ノ∀`):【新聞危機】新聞を読まなくなった日本人…今や30代で読んでいるのは30%にも満たない」http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/933882.html
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わしゃ自分の金で新聞を定期購入していたのは、今までの人生で2年間程度だ。そのうち1年間は大学生のとき、勧誘を断るのにしくじって購入したが、全く読まないで片っ端からゴミになった。いや違う。チラシの画像はマンガの資料として重宝したからチラシは整理して保存しておいた。ヘタクソな文ばかり書いてある汚い紙は全てゴミになった。
残りの1年は30歳ちょい前で児ポ法関連から連想ゲーム式に「リアルな政治」へ関心を持つようになった時期だったかなあ。当時はまだwebがなかったから情報を新聞で集める必要を感じていたんだったかなあ。ただ新聞で情報を集めているとイライラすることが多くて、どの道リアルタイムな情報なんてさほど私には必要ないし、正確さという点でアテにならない新聞より図書館で資料あたる方が有益だった。国会などへ直接行って「リアルな政治の現場」を観察すると、新聞情報が嘘というか不正確で、かつ政治的に我々の味方でもないから、色んな意味でアテにならないことが判る。
10年位前に、どうも世間では新聞社というのは高ステータス扱いされているらしいと初めて気づいた。情報はどうも新聞社や通信社が独占してそこで故意に止めているらしいとも気づいた。新聞がオタクメディアを定期的に「嘘情報」でもってこき下ろすキャンペーンを張っていることが観察できた。直接政治の現場や国会に行って自分で情報を集めると、新聞が伝える「偽りの現実感《バーチャル・リアリティ!》」とは別な「現実」があることに、普通の知能があれば気づく。つまり新聞とは「偽りの現実感」製造マシンである。テレビも同様。
気づいた当初は苦々しく思っていた程度だったんだが、安倍晋三という低能をヨイショするキャンペーンが新聞テレビで張られだした頃、同時にイラク戦争での情報統制があからさまになった頃から、情報統制への憎悪と激情とで、この仕組を自分の目で確認するために新聞社に入れないだろうかと真剣に考えた。その過程で一時期、ジャーナリスト見習いなんかもしたこともあった。
以前から思うんだが、新聞テレビという寡占事業は日本人の知性を劣化させるために原則的には動いている。これは寡占であるから悪なのであって、小資本で新たな新聞社や新たなテレビ局がボコボコ起業できる、本来の意味での競争社会だったらこんなに腐れた「情報統制」は成立しないし、我々はもっと知的に豊かな生活を送れている。
上記記事によると新聞は60歳代のためのメディアとなっているそうだが、テレビもすでに50歳代のためのメディアになっていると思う。少なくとも私の塾の生徒はテレビを見ていないし、私もテレビを見ていない。地上派デジタル放送のためにテレビ買い替えなんてする動機を持つ人は日本人の中でも少数派になるだろうと思う。豊かな文化産業となり得たものを腐れさせたのは政治による統制である。
地上波デジタル関連 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060327#1143396645 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061201#1164948579 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061204#1165159098
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「新聞」はその昔、イギリスなど帝国主義国家が世界全土での商品売買に関してのニュースを得るために登場した。またイギリス国内では各政党が自政党の正当性を訴えるために新聞を発行した。フランスでは王政を嘲笑するために発展した。*1
日露戦争では英米は日本へ資本を貸し出していることから、日本を「文明」「正義」だと新聞で「宣伝」した。そのお蔭で日本はかろうじてロシアに勝利したが、勝因を理解していない日本は英米の新聞社に冷淡に振舞い、ロシアは英米の新聞社に好意的に振舞った。結果、条約締結時の「国際世論」は日本に不利にロシアに有利に動き、日露戦争のポーツマス条約は日本に不利なものとなった。だが日本はバカで情報戦・宣伝戦に敗北したことにすら気づかなかった。そのまま日中戦争でも第二次大戦でも情報戦に敗北し続ける。*2
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新聞は本来からして宣伝戦・情報戦のためのマシンであるが、しかしそれも自由競争があってこそ性能が維持できる。
日本の情報を統制し続けている、独占的存在である電通と、情報独占体である「記者クラブ」は、いわば、戦後のうのうと振舞い続けている最後の戦犯である*3。独占に胡坐をかいて情報を捏造することで日本の国力を劣化させ、21世紀の日本をも滅ぼそうとしている。低能の安倍晋三をヨイショし続けて日本の最高権力者席に座らせたのもまた彼らである。そりゃあまあ普通の感性と普通の知能と普通の倫理感覚のある人は、辟易してそんな媒体を見捨てるわなあ。
今っさら言うまでもないったら言うまでもないんだが、新聞テレビは真に国民にとって必要な情報を国民の目から隠蔽するために存在する。たとえば http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060623#1151046416 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060428#1146221793 http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060606#1149533577 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-75.html ←こんな情報を国民の目から隠すために存在する。
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「痛いニュース」を読むと、新聞社ごとに「社説」が違うことに「インターネットをしだして気づいた」と書いている人がいて、同様の文はときどき2chで見かけたんだが、私はこの文を書いている人は悪い冗談を書いているのかと思っていた。新聞社ごとに政治的立場を異にして、特定の政治課題ではパブロフの犬のように自動的に特定の書き方をしている現象は、普通の知能なら小学校5年生程度で気づくことだと私は思っていたからだ。違うのか? 私が想像するより日本人はバカぞろいなのか? 冷戦という構造の下では誰でも気づくことだったが、冷戦構造がなくなったのにまだパブロフの犬を繰り返しているというその非合理的行動が不可解だという意味で彼らは疑問を感じていて、単に言葉が足りないのか? 少なくとも、色んな意味で、新聞は日本人の知性の劣化に間違いなく貢献しているようだ。
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[006:55] 今朝のNHKのニュース、北朝鮮と拉致の話で洪水だな(テレビ見てないとは言いつつ、全く見えていないわけではなかったり)。ミサイル防衛システムをアメリカから購入することで誰のポケットにどれだけ金が入るんだろうか。金ではなくアメリカによるテロの対象にされないという生命保障がもらえるのかな。沖縄に米軍基地があるのは、ごく当然に、いつでもアメリカが日本を爆撃できるためですよ。だから沖縄米軍基地の存在を認めながら日本の核武装を唱えるってのは防衛論としては糞中の糞ですよ。
「記者クラブ」逝ってヨシ、と感じる同志は をクリックされたし。
*1:
*2: メディアは戦争にどうかかわってきたか 日露戦争から対テロ戦争まで (朝日選書(778))
*3: