カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

ヤスクニ「靖国」という新興宗教と、「国家神道」という新興宗教

http://www.geocities.jp/abe_netsuzo21/tennoh.html をどなたが作られていらっしゃるか知らないけど、私のブログをご覧になっているみたいだから、書いておこ。
国家神道」という新興宗教がいつ作られたかはけっこうはっきり判っている。伊藤博文が作った。それより古くは遡れない。歴史の浅い新興宗教だ。
近代の発明品「ナショナリズム」が古代からの歴史を捏造するのはよくあることだ。新興宗教「国家神道」は、ヤポネシア列島に古くから存在した古神道を弾圧して捏造された。ヤスクニも同時期に作られた新興宗教だ。
以下は文献とかにちゃんと当たってないからいいかげんなんだけど、古神道の作法では「祟りそうな相手」「敵」を「神」としてしばしば祭り上げた。この作法に従うなら、本来、祟りそうな相手、即ち中華人民・東アジア人民・東南アジア人民を神々として祭るべきである。ヤスクニはその意味でも日本の「伝統」に反している。
ただし、統治者が「殺した」日本国民(日中戦争以降の戦争は、戦争目的がなく、統治者の不見識によって兵士たちは死に、多くが餓死した。)を、「祟りそうな相手」だから「敵」だから、統治者を祟らないように祭り上げている、というのなら筋は通る。が、統治者でもないのにヤスクニを擁護するとしたら、それは筋が違う。
本来君主制ナショナリズムの敵であり、君主制ナショナリズムを手懐けようとする公定ナショナリズムというのはごく当然に矛盾をはらんでいる。
それはそれとして、以下の書き込みが面白かったので保存しておく。

490 :文責・名無しさん :2005/10/20(木) 04:48:03 id:xmY0dk4y
ヒトラー閣下を靖国神社に合祀すべきこれだけの理由。
ヒトラー閣下は大東亜戦争における日本の真の盟友。
 ドイツにとって何の得にもならないのに、真珠湾攻撃に呼応して約束どおり対米宣戦布告してともに戦ってくださった。
ヒトラー閣下を英霊の方々は非常に尊敬している。
ヒトラー閣下が悪人だというのはニュルンベルグ裁判史観。
 ヒトラー閣下は世界新秩序の理想のために立たれた。日本人がニュルンベルグ裁判史観など受け入れる必要はない。
・すでにイギリス人3名が靖国神社に合祀されているという説がある。(日露戦争当時の船員)無論台湾・朝鮮の方々も多数合祀されている。神社が国籍などで神を差別していいはずがない。
中韓ヒトラー閣下を合祀した靖国神社への首相参拝に文句を言ってきたら、「戦争の惨禍を繰り返すことのないよう祈っているのです」と言ってやればよい。

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