「著作権法違反共謀罪(謀議罪)」、「年次改革要望書」
1 著作権法違反謀議罪
保坂展人ブログから。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/e1e8baab3ae34f08ea813118bc2414b5
「共謀罪」改め「テロ・組織犯罪謀議罪」とは? 共謀罪 / 2007年02月08日
自民党の「条約刑法検討に関する小委員会」で、見直しの検討が始まった。〔略〕与党議員との雑談の中で「共謀罪というネーミングが失敗だったんだ」という話に「そうですね」と相槌を打っていたら、いきなり「テロ・組織犯罪謀議罪」と改称することになったようだ。〔略〕
〔略〕自民党小委員会で提示されている対象犯罪の中に「著作権法」「商標法」「売春防止法」「児童福祉法」「競馬・競輪・モーターボート競争法」など組織犯罪と関連の薄いものも含まれている。〔略〕
共謀罪Q&A
http://tochoho.jca.apc.org/kyz1/qaex.html
共謀罪に対する捜査では、犯罪の捜査のあり方が一変するでしょう。何しろ共謀罪は「被害」のない犯罪ですから、犯罪場面からさかのぼって犯人を特定する従来の捜査手法では、到底対応できません。結局、まだ何の犯罪も犯していない人々を、日常的に監視することになるわけです。
そして、「合意」が犯罪となるわけですから、人々の会話や電話・メールの内容そのものが犯罪となり、その録音やデータが証拠となります。と言うことは、日常的な会話やメールそのものの内容を監視することが、共謀罪取り締まりの主要な部分となっていくことは誰でもおわかりになるでしょう。
我がブログ的な言い方をすると、「ファンサイト禁止法謀議罪」というものすげえものが成立するわけである。替え歌謀議罪とかパロディ謀議罪とかものすげえものが成立する。
2 「年次改革要望書」
日本の高度成長はアメリカの特許を安価ないし無料で使用できたことが大きかったそうだ。冷戦終結以降日本の産業が停滞しているのは、アメリカの特許を使用できなくなったからだと聞いたことがある。近年産業が停滞しているアメリカは最後の手段として著作権ビジネスで世界を統制しようとしている。著作権法の非親告罪化は、日本の知的活動をアメリカの都合で統制し、かつ、日本の官庁がアメリカの犬として国賊的に日本文化を荒らすことを意味しそうだ。くたばれ国賊ども。
3
http://www.jcj.gr.jp/weekmass.html#20070211
◇著作権保護、期間延長に反対署名〜ネット図書館「青空文庫」
作家の死後50年たって著作権が切れた作品など約6千点をネット上で無料公開し、視覚障害者にも利用されているインターネット図書館「青空文庫」が、米国政府などが求める著作権保護期間の延長に反対する署名活動を始めた。「一定期間を過ぎれば、利用を積極的に促している著作権制度の考え方に反する」と指摘している。(「朝日」2月4日付ほか)
関連
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070127#1169843373■[政治]著作権法、非親告罪化―「ファンサイト」禁止法
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070128#1169954457■[政治]著作者自身をも摘発する「ファンサイト禁止法/著作権非親告罪化」
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070129#1170007481■[政治]いくつかのアイデア/JASRACへの抵抗と著作権非親告罪化への抵抗
外部リンク
「すごいぜ! JASRAC伝説」http://www.youtube.com/watch?v=I5anNWJkw08
JASRACは料金徴収団体?http://pdo.cocolog-nifty.com/happy/2007/02/post_ec7c.html
JASRACによるコピーライト全体主義http://niphonese.jugem.jp/?eid=182
ところで、先日、手塚治虫の古典作品『メトロポリス』を購入したけど、この作品の中には巨大化したネズミ「ミキマウス・ウォルトディズニーニ」ちゅうのが出てくるけど、仮に、「ファンサイト禁止法」的に厳密に「著作権」を適用すると、これ、どういう具合になるんだろうね。
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