カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

新生佛教教団「日本時事評論社」とカタツムリ論

荻上式BLOG http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070623/p1 からメモ。

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070623/p1
左側の図http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/picture/bl/2.PNGは2001年の5月に、『日本時事評論』という山口県保守系政治団体が発行している新聞に掲載された図です。夫婦別姓や固定的性役割分担への批判、保育所の拡充などの争点に対し、フェミニストが主張している枠組みには沿った上で(それでもこの図には誤りも多いのですが)、解釈を大きく変える事で批判を展開するというものになっております。一方、2002年頃から拡大していく言説として、右側の図http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/picture/bl/2.PNGのように、「フェミニズムは両性具有を理想化している、カタツムリのような存在を目指しているのだ」「男女を一緒に着替えさせようとしているのだ」「修学旅行で一緒に寝させようとしている」「なぜならフェミニストはモテない僻みからフリーセックスを実現させようとしているので、子供達がごくナチュラルに恥じらいを損なっていくように日々洗脳しているのだ」とか言い始めるわけですね(会場、笑い)。
〔略〕今回のバックラッシュについて具体的なイメージを持つための資料をいくつか提示させていただきたいと思います。まずこれは、2005年の6月に配布されたビラですhttp://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/picture/bl/demo.jpg。このビラを配っていた人は「ジュンケツ!ジュンケツ!」と叫びながら配布していたとか(参照ブログhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050703#1120364888)。
〔略〕こちらは自民党が配布したビラhttp://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/picture/bl/jimin2.JPGです。ジェンダーフリーをバッシングした上で、民主党はそれを進めているけどうちは違いますよ、というような内容になっている。最近でも、年金問題の元凶は実は民主党菅直人です、というようなネガティブキャンペーンを展開して失笑を買っていましたけれど、自民党の議員にはさきほど話題になった『新・国民の油断』が配布されたりしているので、失笑では済ませられないのかなあと(関連エントリーhttp://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20051101)。