カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「障害を持つ男性は『男』に犯される率が高め」だと思う

1

http://prejudices.blog.fc2.com/blog-entry-17.html をブクマしたツイートを見た。
「障害を持つ男性は女に犯される率が高め(2011/10)」とリンク元ブログはタイトルされている。
ふつう、性犯罪と粗暴犯罪は、男性特有の犯罪*1。女性による男性強姦なんてのはものすごい特殊例のはずだ。
という前提でリンク元の記事を読んだが、少なくとも引用文には「女が男性を犯す」という文章はないようだ。
だから、これは上記記事を書いた人が、「女性を強姦するのは男性だから、鏡対象的に、男性を強姦するのは女性のはずだ」と思い込み、タイトルをつけたのだろうと思われる。
しかしながら、繰り返すが、性犯罪、特に強姦と、粗暴犯は、男性に特有の犯罪だ。生理的な理由があるのだろうと思われる。女性による異性強姦という犯罪例は、ものすごい希少例特殊例のはずだ。想像もしにくい。
男性はわりとしょっちゅう男性を強姦する。それは珍しくない。
だから、上記リンク元の引用文は、障碍者男性が「男性から」性虐待を被った事例を述べているだろうと思われる。

2

性犯罪とか性虐待関係の本を以前ある程度の量読んだが、児童性虐待、特に強姦をするのは、たいがいが男性だ。女性は肉体的な意味での児童性虐待をあまりしない。
ところで、児童性虐待をする男性は、精神的な虐待とか過干渉を母親からされているケースはけっこうある。
男性は性虐待をする。女性は性虐待者を作る。
性虐待には、けっこう性差がある。
性虐待には性差があるので、男性は、想像だけで女性による性犯罪を考えていると、男性が加害者な性犯罪の鏡面、投影をしてしまいがちだ。
念を押す意味で書いておくが、女性は「肉体的」虐待、とくに性虐待はしないが、「虐待」を女性がしないわけではない、女性が虐待をするときは「精神的」虐待を好むという性差があるのだ。虐待の「仕方」に性差があるのだ。
粗暴犯にしてもそうだ。女性にはあまり粗暴殺人者はいない。女性が人を殺すときは毒殺を好む。男性は女性ほどは毒殺を好まない。こういうところに性差がある。

3

ずっと昔の話になるが、当時新人だった恋愛ゲームライターの人と話をしたとき、この犯罪の性差の件で全然相手が同意納得せず、いや、女性も男性と同じくらい粗暴犯がいるはずだ、と頑として彼は聞かなかったのだが、女性による粗暴犯は少ないのだ。男性とはそこが生理が違うのだ。

4

性虐待被害者のその後の心理にも性差がある。性被害者の男性は自分も性犯罪加害者になることがある。性被害者の女性は彼女自身が性犯罪加害者になることはほとんどない。性被害者の女性は自傷行動をすることが多い。

5

[2011年10月14日 AM2:12 補足と訂正]http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20111013/1318525032

感じるところのある同志は  ブログランキング・にほんブログ村へ   をクリックされたし

*1:[2011年10月14日AM2:02 追記]これは言い過ぎだった。女性が加害者である性犯罪は、子供へ対する性犯罪のうち、5〜20%ほど。http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20111013/1318525032