カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

原爆慰霊碑が汚されるという国辱

原爆慰霊碑は日本の文化財であり、ある意味日本の象徴である。それがまた汚された。国辱である。
2012年1月4日

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120104k0000e040169000c.html
原爆慰霊碑:金色ペンキ?で汚される 広島
 4日午前0時50分ごろ、広島市中区中島町平和記念公園にある原爆慰霊碑の前面が、金色のペンキのようなもので汚されているのを警備員が発見し、広島県警広島中央署に届け出た。広島市によると、同時刻ごろに何者かが碑に近づいてスプレーを噴射する姿が園内の防犯カメラに映っていた。同署は器物損壊容疑で捜査している。
 同署などによると、汚されたのは、慰霊碑前面の碑文「安らかに眠って下さい/過ちは/繰返しませぬから」のうちの「過ちは」以下の部分。警報機が作動し、警備員が駆けつけた。碑の前に立っている男を通行人が目撃したとの情報もある。
 慰霊碑(高さ約77センチ、幅約1.2メートル、奥行き約2メートル)は建築家の故丹下健三氏が設計。原爆死没者27万5230人の名簿が納められている。広島市松井一実市長は「原爆死没者の御霊(みたま)を冒とくするもので強い憤りを覚える」などとコメントした。毎朝出勤途中に慰霊碑に手を合わせるという同市佐伯区の会社員、大井昭司さん(64)は「いろいろな思いが詰まっている場所なのに……。非常に残念」と話していた。
 原爆慰霊碑は02年3月にも赤いペンキがかけられ、05年7月には碑文がハンマーで傷つけられる事件があった。【中里顕、寺岡俊】
毎日新聞 2012年1月4日 12時02分(最終更新 1月4日 13時24分)

以前も原爆慰霊碑を汚す事件があったな、と思い、検索してみた。

wikipedia:原爆慰霊碑破損事件より抜粋
2005年7月26日午後10時55分ごろ、原爆慰霊碑の中央に安置された碑文のうち、「過ちは」の部分だけが削るかのように十数カ所にわたり、ハンマーと鑿で傷つけられた。
被疑者は広島市西区右翼団体「誠臣塾」(構成員10名)の構成員で安佐南区に住む27歳の男であった。
広島地検は自らの主義主張を通すために被爆地のシンボルを壊した動機を重視し、反省の様子もないとして器物損壊罪では異例の起訴を行った。10月26日、広島地方裁判所にて懲役2年8ヶ月(求刑懲役3年)の実刑判決。被告が控訴しなかったため確定した。
石碑は約182万円の制作費をかけ、2005年12月に交換された。犯人は刑期を終え出所後東京都に転居したが、広島市は慰霊碑の修繕費や金利など220万円を請求する民事訴訟を起こし、2009年4月24日に広島地方裁判所は訴えを認める判決を下している。

2002年の赤ペンキ事件の犯人については今のところ検索では見つからず。
今回も珍右翼による国辱行為だろうか。

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