「なろう」小説読んでいたり、『僕だけがいない街』を読んだり
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河口湖の11月くらいがだいたい東京の冬の気温で、12月から3月初めくらいまでさらにもう一段階寒冷な極寒期が来る。
今年の12月は晴れの日が多く、日中日差しがあるので、感覚的に過ごしやすかったが、それでも日中の最高気温が東京の最低気温と同じくらい、早朝は零下7度くらいにまで下がる。ちなみに河口湖は富士五湖の中で最も標高が低いので富士五湖の中ではまだ寒冷さがマシな方で、山中湖は零下10度を下回る。
極寒期は身体がこわばって気持ちが暗くなりがちだ。
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宿泊業では大晦日前後は繁忙期なのだが、繁忙期が近づくといつも老母は狂乱する。今年も狂乱が酷かった。
今年は12月半ばから特に酷く狂乱した。それよりも前から狂乱していたが。ていうかいつも狂乱している。
老母は狂乱しているときと、ひどく狂乱しているときと、我が嫁ですら耐えられなくなるほどに凄まじく狂乱するときを繰り返す。
そういう狂人と生活しているのは辛い。
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なので、脳味噌使うタイプの読書が12月くらいからしんどくなり、たまたまwebで『転生したら剣でした』のマンガ版を試し読みしてみたらわりと面白く、まずkindleで購入した。
次いで、三部けい『僕だけがいない街』の噂を聞き、電子書籍版をカドカワで購入しようとした。カドカワでは購入に成功しなかったので、hontoで電子書籍版を購入した。hontoの電子書籍版は読みやすい。ストレスがない。『僕だけがいない街』はむちゃくちゃ面白かった。何度も映像化されるのも道理だ。久しくマンガから遠ざかっていたが、こんなに面白いマンガがあったとは。
光永康則『アヴァルト』の存在を知ったのでこれもhonto電子書籍で購入して読んだ。マンガはhontoに限る。
ので『転生したら剣でした』のマンガ版もhonto電子書籍版で購入し直した。
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『転生したら剣でした』は「なろう」で発表された小説だというので、「なろう」小説版も読んでみた。わりと面白かった。
『転生したら剣でした』はアマゾンの読者レビューによると『転生したらスライムだった件』に似ているとのことだったので、『転生したらスライムだった件』の「なろう」小説版を読んでみた。長い。でも面白い。楽しめた。hontoで漫画電子書籍版も購入して読んだ。
「なろう」に他に面白いのないかざっと調べて、『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』を読んだ。序盤の大人の記憶を持つ子供の描写が実に良い。これも長い。「なろう」異世界転生小説の中では比較的初期の作品なのかなあ、と思う。美少女エロゲーやギャルゲーからの影響が時々香り立つ。香り立つのが快感な描写と、香り立ったのが辛い時とあったが、これは読む俺の側のメンタルによるのだろう。最終話まで面白く読んだ。
これらの作品に、12月のつらい時期のキツさを緩和してもらった。