カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

田舎の生活とか、政治関係とか、表現規制のこととか、狂乱している老母との生活とか

『安田講堂』

安田講堂 1968‐1969 (中公新書)

安田講堂 1968‐1969 (中公新書)

高級なウィスキーを飲むような読後感の本だ。読んでいる間より、本を閉じて内容を反芻する時、切なさがこみ上げる。
あとがきなどを見ると、この世代の、最も責任感を持つ、最も正義感の強い人々は、社会から排斥されただけではなく、次々と「変死」している。…公安警察に殺されたのかな。
東大安田講堂攻防や、佐世保闘争での、警察による「放水」は、単に水を浴びせているのではなく、糜爛ガスの入った化学兵器を散布していたのだということをこの本で知った。あの放水シーンは日本人が日本人に対して米軍製化学兵器を用いていた映像だった。私たちは戦後史を知らない。
また東大安田講堂攻防の証言は数年前佐々が独占していた傾向があったが、この本の著者によると、佐々の証言は様々な点で奇怪であり、変なかたちで不正確である。そして「神は細部に宿る」。
この本についてはまた後日述べる。

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