カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

戦争では常に「殺される」確率は、「殺す」確率を上回る。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/edit?date=20051026 の続き。
情緒が先立つと、人はごく簡潔な事実に気づかなくなる。私が言う「戦争は殺されに行く。殺しに行くのではない」というのは、ごく単純な算数の問題だ。
兵士が交戦する。兵士が、敵兵士5人を殺したとしよう。殺害者「殺す人」と披殺害者「殺される人」の比率は、この場合、1:5だ。
「殺す人」と「殺される人」の比率は、常に「殺される」人間のほうが多いのだ。
なぜか情緒が先立つと、自分が「殺す側」にカウントされるはずだと前提しがちだが、冷静になれ。仮に殺す側と殺される側の比率が上記1:5だったら、自分が殺される可能性は、殺す可能性に5倍する。
完全に拮抗した時に1:1、それ以外の全ての場合において、「殺される」可能性は「殺す」可能性を上回る。
戦争を「殺す」側で想像するのは、上記の算数ができない知的盲目者のすることだ。少しも難しい話を私はしていない。
しかし敢えて言おう。このごく単純な数式に気づかないで戦争を語っている人は、全てバカか詐欺師である。信用に値しない。

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