KKKと禁酒法
http://www1.doshisha.ac.jp/~syamada/work/chronologicaltable/chronologicaltable.htm
1915 KKK復活
KKK(Ku Klux Klan)はもともと南北戦争後に北部白人・黒人から、旧南部白人の権利を守るために生まれた秘密結社で、1915年人種主義にとどまらず、道徳・愛国・拝外主義、法の秩序をモットーとする組織として復活した。一時は400万の団員をようし、積極的な政治参加を行って禁酒法の実施や、移民制限法、進化論教育禁止法などの運動や、女性の純潔の防衛を訴えるなどし、破るものにはリンチを加えた。KKKは南部州だけでなくテキサス、カリフォルニアなどにまで勢力を広げたが、具体的な成果を上げることはできず、1920年代後半には姿を消していった。
1919 禁酒法
19世紀末から起こっためざましい工業化に伴う改革運動は革新主義として盛り上がりをみせた。大都市では政治、社会の浄化を目指す市政改革が行われた。禁酒運動にはもともと、19世紀末の反酒場連盟などがあったが、1919年禁酒法が実施された。しかしこれはかえって、酒の密造・密売などを通して、アル・カポネをはじめギャングの勢力を強める結果となり、世論の対立が高まり、1933年に廃止された。
1920 司法省による赤狩り
1919年11月に、まず赤狩りが行われ、外国人249人がその革命信条や組織への加担を理由に移民法によって強制送還された。翌1920年1月には更に大規模な赤狩りが行われ、合衆国市民を含む4000人以上の急進主義者が逮捕された。
以上、メモとして。KKKはプロテスタント原理主義者による運動で、「禁酒法」を立法したそうだけど、「禁煙法」も同じ類の人々によるのかな。
KKKの後身が「全米ライフル協会」で、「銃器による殺人事件は、銃器が社会にあるから起きるのではなく、テレビやゲームの悪影響で起きる」という無茶苦茶な理屈を立てて宣伝しているのがこの「全米ライフル協会」だそうだが。